平成24年2月
会員各位
西部金属熱処理工業協同組合
共催 大阪府鍛圧熱処理技術センター協力会
拝啓、早春の候 会員の皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は当組合、当協力会の運営につきまして格別のご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、毎年行っております熱処理技術講習会を、下記の要領で開催いたします。多数のご参加を賜りますようお願い申し上げます。
敬具
記
日時 | 平成24年3月15日(木)午後1時30分~4時15分 |
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場所 | 大阪府商工会館 6階 602・603号室 大阪市中央区南本町4-3-6 大阪府商工会館内(地下鉄本町駅17番出口直結) |
定員 | 60名 |
参加費 | 無料 |
申込方法 | 下記参加申込書にてファクスでご返信ください |
申込締切 | 平成24年3月8日(木)(期日前でも定員になりましたら締め切りとさせていただきます) |
お問い合わせ | 西部金属熱処理工業協同組合宛 TEL(06)6252-3021 FAX(06)6251-4039 |
テーマ「金属材料における摩擦摩耗現象と表面硬化処理法」
13:30~14:45 (質疑応答を含む) | 講演① | 「金属材料におけるトライボロジーの基礎と評価方法」 |
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講師 | 大阪府立産業技術総合研究所 機械金属部金属材料系 主任研究員 道山泰宏氏 | |
近年、摩擦・摩耗・潤滑技術の総称として「トライボロジー」という術語が広く用いられるようになりました。トライボロジーの現象は複雑で、摩擦条件や環境が異なると全く違った現象が現れることがあります。したがって、最適な材料や表面処理の選択が重要であり、摩擦摩耗試験によってその選択を導き出すことが製品の耐摩耗性向上につながります。本講演では、一般的な摩擦摩耗の現象や、使用される用語などの基礎的なこと、ならびに評価方法について事例を交えて解説するとともに、産技研所有の摩擦摩耗関連装置の紹介を行います。 | ||
14:45~15:00 | 休憩 | |
15:00~16:15 (質疑応答を含む) | 講演② | 「低温プラズマ窒化・浸炭法によるオーステナイト系ステンレス鋼の表面硬化処理」 |
講師 | 大阪府立産業技術総合研究所 機械金属部金属表面処理系 主任研究員 榮川元雄氏 | |
オーステナイト系ステンレス鋼は耐食性や靭性に優れた高機能性の鋼材ですが、硬度が低く耐摩耗性に劣るという欠点があり、過酷な摩擦にさらされる用途には用いられませんでした。低温プラズマ窒化処理および浸炭処理はオーステナイト系ステンレス鋼の優れた耐食性を劣化させずに表面硬化できるため、オーステナイト系ステンレス鋼の機能性をさらに向上させる手法として着目されています。本講演では、低温プラズマ処理法による硬化層(S相)の特性について、当研究所による研究成果を主に解 説します。特に、窒化によるS相と浸炭によるS相の特性の差異が、鋼中のクロムに対する窒素と炭素の親和力の違いに起因することなどについて詳しく紹介します。 |
平成23年度第2回技術講習会 参加申込書
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