(平成17年4月)No.56
アメリカ研修雑感

 
 
高周波熱錬梶@大阪工場
工場長   大竹克幸
 
 
 

 Conexpo2005の建機メーカーの展示会がラスベガスでありました。
某建機メーカー主催で17年3月13日から3月21日まで、この展示会を中心にアメリカ研修会に参加しました。その感想を述べることにいたします。

 まず、シカゴに行きました。シカゴは午後4時30分頃でしたが、かなり寒く感じました。翌日バスで移動しましたが、住宅の建設が郊外に伸びており、住宅需要が活発であることがわかりました。

 3月15日はニューヨーク市のマンハッタンを観光した。気候はシカゴ同様日本の真冬並で寒く感じました。ニューヨークのシンボルであるエンパイア・ステートビルを皮切りにバッテリー・パークから自由の女神を望み、国連本部、ロクウフェラー・センター、ウォ―ル街、セントラル・パーク、メトロポリタン美術館等を見物した。街は人種のるつぼだけあって、いろいろな顔の色の人がおり、国際都市にふさわしく活況を呈していた。
同時多発テロがあった貿易センタービル跡地では、当時のニュースを思い出し悲惨な事件が蘇り複雑な思いがしました。5番街には世界の一流ブランド店が並び、ブロードウェイも昼間バスで見学しました。5番街も含め行き交う人がエネルギッシュでした。

  Conexpo2005の建機メーカーの展示会は、パワーショベル、ホイルローダーが中心でしたが、出展している建機メーカーの多さに驚かされました。日本のメーカーではコマツ、日立建機、コベルコが出展しており、ともにかなりのスペースを割いていました。アメリカでは、キャタピラー社が、グッズの販売もあり目立っていました。いずれにしましても現在の市場の好況さを反映しており展示会も活況に沸いていました。
ラスベガスにはニューヨークからアリゾナ州のフェニックスを経由してネバダ州のラスベガスに入りましたが、フェニックスからラスベガスまではバスで移動しました。朝4時起床、5時出発という強行軍でした。朝食はバスの中、昼食はレストランでとりましたが、8時間半ほどかかりました。朝が早いものですからバスの中では、大半は寝ていたように思いますが、平原の中を一直線のハイウェイが延びていて、かなりの距離(時間)を走っても同じ景色が続き、改めてアメリカの国土の広さを目の当たりにしました。

 ラスベガスは24時間休みなく動き続けるアメリカ最大のカジノ・シティーのホテルでカジノが楽しめます。ホテルは大型化しており、ニューヨーク・ニューヨーク、エクスキャリバー、ルクソール、MGMグランドなどのホテルは4千から5千人収容でき、実際に宿泊してみると、ホテルが一つの街のようでした。ラスベガスはニューヨークに比べるとかなり南に位置しており、南米系の人が目につきました。気候も今は日本の春の陽気のようで、ニューヨークに比べると雰囲気が違い −1− 陽気な気がしました。夜はダウンタウンの目抜き通りのフリーモント・ストリートに造られた450mのアーケードの内側につけられた210万個の電球がつくり出す音と光のイルミネーションを見学しました。このショウーは、インベーダーが地球を侵略するのを地球防衛軍が撃退する内容ですが、音と光は若者向けであり、私は疲れていたこともあり音は騒音に聞こえました。いずれにしてもラスベガスはエンターテイメント性があり活気に満ちあふれていました。現地添乗員によるとラスベガスは今バブル状態で、郊外は住宅の建設が進み、都心のマンションは2,3年前は3千万円であった物件が5千万円に跳ね上がっているそうです。

  最後にアメリカの街を走っている車に日本車が多いように思われました。ホンダ、トヨタ、日産、マツダ三菱など各日本カーメーカーが輸出、現地生産を進めている影響と思われるが、自動車、建設機械産業を含め米国の景気の良さを、垣間見ることができました。                                    以上

 

 
 
次の記事>>
 
    No.55No.54No.53No.52No.50No.49No.48No.47No.46No.45  
     
Copyright (C) 2005 Seibu Metal Heat Treatment Association. All Rights Reserved.