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〒550-0004 大阪市西区靭本町1丁目8番4号 大阪科学技術センター TEL(06)6479−1340 FAX(06)6479−1341 西部金属熱処理工業協同組合 事務局 |
(令和4年1月号)No.123
西熱ニュースNo.123 PDF |
目次
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【年頭の挨拶】 |
西部金属熱処理工業協同組合
理事長 大山 照雄 |
明けましておめでとうございます。2022年の新春を迎え謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年の年頭の挨拶で、昨年こそはコロナ禍を克服した良い年であるように祈念いたしましたが、我々人類の予想を超えたウィルスとの戦いは発生から2年余りが経過した今でも続いています。昨年11月からは南アフリカ起源と思われる異変種のオミクロン株による感染者が欧米を中心に激増して、日本国内においても先月末に大阪で市中感染が確認され徐々に日本国内に感染が広がっています。この西熱ニュースが配布されている頃にはオミクロン株による第6波が顕著になっているかも知れません。
このパンデミックによって我々の生活や企業活動もコロナ以前とは様変わりしました。マスク着用や3密回避、web会議も当たり前のようになってきました。西部金属においても講習会は対面とweb配信のハイブリッド形式で行われることが多くなり、それなりに熟せるようになってきました。ある意味でコロナの副産物と思います。
さて、景気の方は一昨年の秋以降持ち直してきてはおりますが、世界的な半導体不足やコロナ禍による東南アジアを中心とした供給網の停止や物流の寸断によって、上向き傾向には至っておりません。加えてエネルギー価格や各種資材の価格高騰によって、製造原価は年々上昇しており、顧客への価格転嫁の協力のお願いは業界を挙げて努力していますが、交渉に苦慮しているのが現状だと思います。今年の経済回復に期待したいと思います。
熱処理工業会としても2050年カーボンニュートラル(CN)への対応は必須であります。昨年10月に発表された第6次エネルギー基本計画には目標と総論は示されていますが、具体的なロードマップは明確に示されておらず、達成するには相当な覚悟が必要と思います。私見ではありますが、海外では実用化されつつある“小型モジュール原子炉(SMR)”を活用した水素製造等を日本政府にはもっと前向きに検討していただきたいと思っています。熱処理はエネルギー多消費産業ではありますが、限りある素材を最大限活かすことのできる様にする、大きな意味での省エネ産業です。適切な熱処理無くしては車も10年10万km走行は出来ません。
CNに関しては熱処理工業会としてはCO2の排出削減に加えて、自動車のEV化への加速が懸念されます。トヨタ自動車も2030年にEVを350万台にするとの発表をしてEV化に大きく舵を切ったことで、日本のサプライチェーンが再構築されると思います。今からの10年は企業の生き残りをかけた厳しい時代になりますが、弊組合も協調&競争の精神で会員企業の皆様には(一社)日本熱処理工業会を通じて行政とも交渉し有益な情報を提供して参りますので、今後とも御支援の程宜しくお願い申し上げます。
西部金属の活動もこのコロナ禍の2年間は制約が多く従来の活動が出来ておりません。特に賛助会員の皆様には情報交換や交流の機会を作ることが出来ずに、非常に申し訳なく思っております。各委員会活動はweb併用が多くなりましたが、それなりの成果をあげており特にマーケティング委員会主催の営業現場最前線研修会や魅力向上委員会主催の工業高校への出前授業は経済産業省からも注目されており、今後の更なる水平展開も大いに期待しております。金属熱処理職種の外国人技能実習制度への職種追加の手続きも関係者の努力により専門家会議を経て順調に進んでいます。これからも引続き皆様の声をよく聞きながら頑張りますので、宜しくお願い申し上げます。寅年を迎えて、皆様のご多幸を祈念して年頭の挨拶とさせていただきます。
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令和4(2022)年知事年頭所感 |
大阪府知事 吉村 洋文 |
新年を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
新型コロナウイルスの感染者が府内で初めて確認されてから間もなく2年となります。当初は未知のウイルスへの対応に苦慮しましたが、府民のいのちとくらしを守ることを最優先に、府民・事業者の皆さまの多大なご協力をいただきながら、全力で感染防止対策に取り組んできました。昨年も感染急拡大による厳しい時期がありましたが、ワクチン接種の促進等により感染は落ち着いた状況にあります。
ただ、新たな変異株であるオミクロン株が確認されており、感染拡大のリスクは常にあります。引き続き、緊張感を持ってコロナ対策にしっかりと取り組むとともに、府民の皆様には、基本的な感染防止対策の徹底にご理解・ご協力をお願いします。2022年は大阪・関西万博をインパクトに、大阪経済を回復させ、再び成長軌道に乗せていく一年としていきます。
府民のいのちと暮らしを守るため、コロナ対策に万全を期します。
早期に抗体カクテル治療が受けられる体制を整備するなど重症化を防ぐ早期治療体制の拡充や、 感染の急拡大にも対応できる必要病床数の確保など医療提供体制の充実を進めていきます。さらに、ワクチンの追加接種(3回目接種)に着実に取り組むとともに、ゴールドステッカーをはじめとした安心して飲食できる環境づくりなど感染防止対策を徹底します。
また、大阪経済の回復に向け、コロナで影響を受けた観光・文化・飲食などの事業者への支援や需要喚起策を実施するとともに、厳しい雇用情勢を踏まえ、再就職支援などの取組みを強化します。
今後は、ウイルスとの共存を図りながら、感染防止対策の徹底と社会経済活動の維持の両立をめざします。
2025年大阪・関西万博はポストコロナの新たな未来を切り拓くシンボルです。開催まで3年余りとなった万博の成功に取り組むとともに、世界の課題解決に貢献するSDGs先進都市をめざします。
地元大阪としては、未来の医療や生活を感じる展示により、ワクワクしながら驚きや新たな感動を味わえる参加型の「大阪パビリオン」の出展をめざします。また、万博に先駆け、インターネット上に「バーチャル大阪」を開設しました。今後、大阪の都市魅力を国内外に発信するとともに、万博への来場意欲をかき立てるコンテンツを揃えていきます。
本年も、府民の皆様のより一層のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げますとともに、皆様にとって素晴らしい年となりますようにお祈りいたします。
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該当なし
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該当なし
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- なにわの名工
中井靖文様(富士電子工業梶j 原國英三様(三洋金属熱錬工業梶j
が受賞されました。
- なにわの名工「若葉賞」
竹中 司様(鞄血、サーモテック) 堀 貴宏様(富士電子工業梶j
が受賞されました。
受賞された皆様、おめでとうございます。
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令和3年10月26日(火)経済産業省近畿経済産業局を西部組合役員が表敬訪問。(大山照雄理事長、竹
内靖明副理事長、@村安弘副理事長、福井真一事務局長)令和3年10月にご着任された伊吹英明新局長と面談。熱処理業界の現況を報告、特に僅々の課題であるエネルギー費及び副資材等のコスト増に対する業界の厳しい状況等を正副理事長より申し上げました。
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理事会と常設4委員会はコロナ禍の中、WEB併用会議を導入、中止することなく開催しました。会議では
研修会や教育セミナー等について企画、検討、審議し、諸行事を実行しました。
・第3回理事会 令和3年10月26日(火)13時より大阪科学技術センターにて開催
今年度前半の活動結果報告を受け後半期の行事計画について検討、審議、決議を行いました。
・第4回理事会 令和3年12月2日(木)14時30分よりシティプラザ大阪にて開催
会議前に高圧ガス保安協会志賀英昭事務局長をお招きし「高圧ガス保安協会・ISO審査センターのご紹介」
について説明を受けました。
同日開催の賛助会員PR会ウェブ開催の式次第について最終確認を行い承認しました。
・第2回技術委員会
令和3年10月7日(木)大阪科学技術センターにて15時30分より開催
技術委員会主催第1回技術講習会(秋の工場見学会)訪問先である大阪産業技術研究所での見学内容等最終打ち合わせをしました。開催日は令和3年11月18日(月) 13:30〜16:30内容は
@技術紹介講演
A「3D造形技術イノベーションセンター」の見学としました。
第21回熱処理技術者初期入門講座を従来の参集型からWEB併用型に改める為、初期入門講座担当講師も会議に参加頂き、機器設定や、運営手順について、綿密に打ち合わせを行いました。
・第2回マーケテイング委員会
令和3年12月9日(木)道頓堀ホテルにて16時00分より開催
マーケテイング委員会主催の第6回現場最前線担当者向け研修会のまとめを行いました。好評なアンケート結果を踏まえ、次年度開催を採択しました。「エネルギー費及び副資材等のコスト増に関するお願い(依頼)」日本金属熱処理工業会嶋崎会長名の要望書の活用や、経済産業省示達の「原材料・エネルギーコスト増の影響を受ける下請事業者に対する配慮について」の活用を再確認しました。令和3年度6月に制定された「下請け取引ガイドライン改定について」(経産省ホームページよりダウンロード)も会員各社に活用の徹底を行いました。
金属熱処理あんしん保険ついて事務局福井より会員企業数の増減や保険支払い状況等報告がありました。
・第2回総務委員会
令和3年11月24日(水)15時より WEB会議を開催。
昨今の度重なる自然災害や各種リスク対策の為、監査法人トーマツ鳥山氏をWEB会議にお招きし(中小企業経営「強靱化」のための実践セミナー/ハンズオン支援サービスのご紹介)等説明を受けました。他、冬季賞与報告とりまとめやコロナ禍での各社労務環境問題について議論しました。
・第2回魅力向上委員会
令和3年12月16日(木) 16時30分より道頓堀ホテルにて開催
初の九州地区遠征となった熊本県立熊本工業高等学校様や大阪府立布施北高等学校様(いずれも新規先)はじめ、大阪府立布施工科高等学校様、への出前講座の報告と今後の展開について議論を行いました。
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◇第21回熱処理技術者初期入門講座の開催
技術委員会主催
第21回熱処理技術者初期入門講座が、大阪科学技術センター405.404号室にて、11月5日(金)、12月10日(金)と2日間にわたり、開催されました。各々38名の受講者が参加されました。今回は西日本エリアからも広く参加できるように初めてWEb併用講座に変更しました。岡山県、広島県から多数WEB参加を頂いております。
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◇金属熱処理出前講座の報告
魅力向上委員会主催
令和3年11月24日((水)
・熊本県立熊本工業高等学校様
講師 隅谷賢三委員長(八田工業椛纒\取締役) 川嵜隆司副委員長(鞄血、サーモテック代表取締役社長) 後藤光宏委員(富士高周波工業椛纒\取締役) 織田章宏委員(朝日熱処理工業椛纒\取締役社長) 川嵜健太委員(概ONEZ専務取締役)
随行者 経済産業省素形材産業室企画調整係長 鳥飼祐介様、石原裕久様 (一社)日本金属熱処理工業会 専務理事 石原浩二様 西部金属熱処理工業協同組合事務局長福井真一合計9名
受講者:材料技術課1.2年生80名(5限目) 機械科1.2年生79名(6限目) 合計159名
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令和3年12月3日(金)
・大阪府立布施北高等学校様
講師 坪屋慎一理事(三和熱錬工業椛纒\取締役) 山川功委員(葛、立ヒートテクノ常務取締役) 坂本逸郎委員(日本グリース西日本支店課長補佐) 3名 事務局長福井真一 合計4名
受講者 普通科1年生18名 11:10〜12:00(3限目)
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令和3年12月14日(火)
・大阪府立布施工科高等学校様
講師:隅谷賢三委員長 (八田工業梶@代表取締役)川嵜隆司副委員長 (鞄血、サーモテック代表取締役社長)中井靖文委員(富士電子工業渇チ工部部長)福原章訓委員(光洋熱処理叶サ造技術部部長)
随行者 渡邊弘子副理事長(富士電子工業椛纒\取締役社長) 事務局長福井真一 合計6名
受講者:機械科2年生
9:40~10:30(2限目): 10:40~11:30(3限目) 2クラス受講生80名
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令和3年12月23日(木)
・大阪府立佐野工科高等学校様
講師 隅谷賢三委員長(八田工業椛纒\取締役) 後藤光宏委員(富士高周波工業椛纒\取締役) 山川功委員(葛、立ヒートテクノ常務取締役) @村肇委員(潟_イネツ専務取締役) 事務局長福井真一合計5名。
受講生:機械科2年生108名
8:40〜9:30(1限目) 9:40〜10:30(2限目)10:40〜11:30(3限目)
- 講座終了後、大阪府立佐野工科高等学校受講生代表から、魅力向上委員会隅谷委員長に感謝状が贈呈されました。
*出前講座を担当された各講師の熱い講義にいずれの学校の受講生も熱心に耳を傾けていました。特に、金槌で熱処理を施した試験片を叩くという硬さ試験の実技については受講生から嬌声が上がっており大いに盛り上がりました。多くの受講生が金属熱処理の技術の凄さに興味を示し、毎年開催してほしいとのアンケート結果がでています。先生方からも次回開催を希望するお声をいただいております。すこしづつ金属熱処理業が若い世代に認識されてきた手ごたえを感じています。講師並びに関係者の皆さんの手弁当でのご参加感謝申し上げます。お疲れさまでした。
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・技術委員会主催
令和3年11月18日(木)13:15〜17:00参加者27名 大阪産業技術研究所を訪問
技術紹介講演「レーザーを利用したプラスチック容器内で実現可能な超高速浸炭技術」を聴講したのち、3D造形技術イノベーションセンターを見学、摩擦攪拌接合装置、多目的真空炉等最新の設備を見学しました。
特に摩擦攪拌装置の実演には、参加者の注目が集まっていました。
・開催にあたり挨拶をする大山照雄理事長
参加者の皆さん
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マーケティング委員会主催
令和3年11月16日(火)13:30〜 大阪科学技術センター401号
ご来賓に経済産業省素形材産業室企画調整係長 鳥飼祐介様(一社)日本金属熱処理工業会専務理事石原浩二様をお招きし、研修会冒頭に経産省鳥飼祐介様から、下請け取引ガイドライン改定についてレクチャーを受けました。また大山照雄理事長から「エネルギー費及び副資材等のコスト増に関するお願い(依頼)」日本金属熱処理工業会嶋崎会長名の要望書の活用や、経済産業省示達の「原材料・エネルギーコスト増の影響を受ける下請事業者に対する配慮について」説明がありました。
今回のアジェンダは以下2点でした。
T「ウイズコロナ・アフターコロナからの営業活動の在り方」
U「主資材・副資材購入品価格高騰への熱処理価格対応」
各会員企業の現場最前線に立つ社員さまにアジェンダについて5班に分かれグループデスカッションを行いました。
参加者 33名 主催者6名 来賓2名。合計41名
・中牟田義幸委員長 開会挨拶
・各グループを代表して発表
・グループデスカッションの様子
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・総務委員会担当
今年度の開催は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の為、見送りとしました。
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令和3年11月12日(金)城陽カントリー倶楽部
17名参加
優勝 |
ネット72 | 川籏宗太郎様(潟Aサヒ技研) |
シニア優勝 |
ネット77 | 大山照雄様(鰍sONEZ) |
準優勝 |
ネット75 | 川上貴次様(潟lツレン・ヒラカタ) |
3位 |
ネット76 | 木下忠和様(高周波熱錬梶j) |
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【活動状況】
- 令和3年度第2回技術委員会 上掲
R3.10.7(木) 16:00〜19:30大阪科学技術センター 21名出席(うちWEB11名)
- 令和3年度第2回総務委員会 ウェブ会議
R3.11.24(水)15:00〜16:30 10名出席
- 令和3年度第2回マーケティング委員会
R3.12・9(木) 16:30〜19:30 上掲
道頓堀ホテル 18名出席
- 令和3年度第2回魅力向上委員会 上掲
R3.12.16(金) 16:30〜18:00
18名 道頓堀ホテル
- 令和3年度第22回
熱処理中堅技術者講習会
ウェブ方式
第2回R3.10.21(木) 13:10〜17:00 32名参加
- 第6回現場最前線担当者向け研修会 上掲
R3・11・16(火) 13:30〜大阪科学技術センター
- 令和3年度第21回「熱処理技術者初期入門講座」
第1日R3.11.5(金) 9:20〜16:40 38名参加
第2日R3.12.10(金) 9:20〜16:40 38名参加
大阪科学技術センター 405.404号 上掲
- 第1回技術講習会(秋の工場見学会)上掲
R3・11・18(木) 大阪産業技術研究所訪問
- 令和3度賛助会員PR会
R3・12・2(木) 16:00〜17:40 ウェブ参加28名
シティプラザ大阪(理事役員のみ現地参加)
- 第4回理事会
R3.12.2(木)14:30〜15:30 15名出席
懇親交流会はコロナ禍の為開催見送り
- 魅力向上委員会「金属熱処理出前講座」は上掲
【お知らせ】
- 令和4年度西部組合新年会
R4.1.27(木)リーガロイヤルホテル大阪
日本金属熱処理工業会と合同開催(懇親会はなし)
- 第5回西部組合理事会
R4.1.27(木) 会場 リーガロイヤルホテル大阪
- 令和3年度第2回技術講習会
R4.3.9(水)大阪科学技術センター大ホール
- 令和3年度第3回技術委員会
R4.3.9(水)大阪科学技術センター
- (第2回技術講習会終了後)
- 令和3年度第3回マーケティング委員会
R4.2.16(水)16:00〜
大阪科学技術センター403号(懇親会予定)
- 令和3年度第3回総務委員会
R4.3.22(火)大阪科学技術センター(懇親会予定)
- 令和3年度第3回魅力向上委員会
R4.3.7(月)16:30〜道頓堀ホテル
- 令和4年度 西部金属熱処理工業協同組合通常総会
R4.5.20(金)シティプラザ大阪
- ●日本金属熱処理工業会 (予定)
- 令和4年新年理事会
R4.1.27 (木)
リーガロイヤルホテル大阪 西部組合と合同開催
- 令和3年度第3回マーケティング委員会
R4.2.2(木)メルパルク大阪
- 令和3年度第3回技術委員会
R4.2.8 (火)メルパルク大阪
- 令和3年度第3回総務委員会
R4.2.18(金)メルパルク大阪
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